ベルメゾンデッセさんが開催された「冬の冷えとり講座」を聞いてきました。

冬の冷えとり 渡邉賀子先生

今回の講師は、日本で初めて「冷え外来」を設立された渡邉賀子先生。 ベルメゾンデッセさんの「冷えとり日和365」の『冷えとりコラム』に連載されているご縁で講師をしてくださいました。

>>渡邉賀子先生の「冷えとりコラム」はこちら

講座の前半は「冷えって何?どうして冷えるの?」についての説明、後半は「冷え対策・血めぐりケアの方法」でした。

とってもわかりやすい内容で、話し声も聞きやすく、「なるほどー」と感心しきり。
一生懸命聞いてメモ取りまくりで聞いてきましたので、内容をシェアしますね。

前半「どうして冷えるの?」と後半「冷え対策のおススメの方法」に分けてまとめました。

後半「渡邉賀子先生のおススメの冷え対策方法」はこちらです。

冷え性と冷え症の違いは?

どちらも目にする「冷え性」と「冷え症」。

冬の冷えとり 渡邉賀子先生

 

今ではどちらも同じような意味で使われていますが、渡邉賀子先生が1997年に初めて「冷え性外来」を作られた当時は、「冷え性」を使うことが多かったそうです。
当時NHKに出演された際には『冷え性』という漢字にルビがふられたフリップをわざわざ作って説明したほど、当時はまだ「冷え性」は新しい言葉だったようです。

最近のマスコミでは「冷え症」と使われることも多くなりましたね、と渡邉先生。

冷えの裏には病気が隠れていることもある

本来、冷えとは、本人の感覚的なものであって、それ自体が病気なのではありません。
ですが、「冷え」の裏に原因となる疾患が隠れていて、その病気の症状の一部として「冷え」が表れているケースもあるとのこと。

例えば、貧血・低血圧・心臓疾患・甲状腺疾患(橋本病など)・自己免疫性疾患(膠原病など) という場合です。

渡邉先生の所に冷えで悩んで来た患者さんの中にも、1ヶ月に1-2人は橋本病だと診断される方がいらっしゃるんだそうです。
その方は橋本病の治療をすれば冷えも快方に向かうケースが多いらしく、「私の長年の悩みはなんだったの?」と驚かれるんだとか。

「冷え」で悩んでいる方のなかで、まだ一度もしっかりと血液検査などされたことが無い方は、一度病気がないかきちんと調べることが大切とのこと。
「冷え」が病気のサインではないかどうかを見極めることが大切です、と渡邉先生はおっしゃっていました。

女性が男性より冷えやすい理由

そもそも熱は筋肉で作られて、血液によって体の隅々まで送られます。
ですから、

  • 熱を作るのが不足すること、
  • 作った熱を上手く送れないこと、

この二つの要因が重なって「冷え」になるわけです。

そもそも、女性は男性よりも筋肉量が1割少ない体 です。
この段階で、女性は男性よりも1割熱を作る機能が少ないわけです。

また、月経周期 によって、排卵後の高温期は体が水分を蓄えやすくなり冷えやすく、月経と共に体内の血液や水分を外に出す作用が強くなるためにさらに体が冷える、という悪循環に陥ります。みなさんは生理になると、下痢をしたり、お手洗いに行く回数が増えたりしませんか?
これは、月経周期に伴って体が水分バランスを調節するからなんですって!

しかも、オシャレのために薄着をしたり、スカートを履いたりと、冷えやすい服装を好む傾向もあり、女性は男性よりも3度高い温度を好むという統計も出ています。

女性はそもそも、男性より「冷えやすい」体質にあるといえるんです。

自律神経が対応できるのは、気温差7度まで

自律神経は、交感神経(戦う時・興奮するときに活発になる神経)と副交感神経(リラックスするとき休む時に活発になる神経)の二つがバランスを取りながら成り立っています。

自律神経は、寒い所に出るとキュッと手足の血管を閉めて体温が放出されるのを防ぎ、暑い所では逆に血管を広げて熱を放出して私たちの体温調節をしてくれます。
が、自律神経が対応できるのが『気温差7度まで』ということなんです。

暖房の効いた室内が25度だったとして、屋外の気温が5度だった場合、気温差は20度もありますよね。そのまま出て行ってしまうと自律神経だけでは対応できずあっという間に風邪をひいたり体調を崩すことになります。
そのため私たちは、上着や防寒具を身に着けて「気温差7度以内」になるように工夫するわけです。

特にこの「気温差7度以内」に気を付けないといけないのが夏の冷え。
屋外の炎天下とエアコンの効いた室内、正に7度以上の気温差のある場所を一日に何度も行ったり来たりすると、自律神経が今暑いのか寒いのか、わからなくなってしまうんだそうです。
そうすると、自律神経のバランスが崩れて、体の冷えだけでなくさまざまな体の不調が起きてくるということになってしまいます。

こうして自律神経のバランスが崩れていることが「冷えの原因」になっていることが多いのだとか。
気温差だけでなく、ストレスなども自律神経のバランスを崩す大きな原因になります。

「心の冷えを取れば、体の冷えも取れる」ということで、心のストレスを取り除いてあげることで、自律神経のバランスを保ち、冷えを改善することができます。自律神経は「冷え改善」のための大きなキーワードなんです。

ではどうしたら、冷えを改善することができるのか?
「生活習慣を見直すだけで、冷えの症状は大きく変わってくる」と渡邉先生はおっしゃっていました。

詳しく教えていただきましたので、次ページでまとめます。